こんにちは!
皆さんエレベーターのボタン周りに、点字があることは知っていますか?
点字とは、視覚障害者の方が文字を読んだり、書いたりするために使っている文字のことです。
縦3つ、横2つの6つの点の組み合わせで、言葉を表現します。
最近のエレベーターには、点字がもともと付いていることが多いですが
古いエレベーターには点字がないこともまだまだあります。
点字がないとどうなるの?
エレベーターに点字がないと、視覚障害者の方の生活はどうなってしまうのでしょうか。
・行きたい階のボタンがわからない
・行きたい階に行けない
・外出するハードルが上がってしまう
・自分で選択するという自主性が奪われる
私たちがあたりまえにしている「自分で行きたい階を選択する」という行為も視覚障害者にとってはあたりまえではありません。
点字がないことで、日常生活のハードルが上がってしまうこともあります。
点字表示する時のハードル
視覚障害者の方が安心して外出できるように、点字表示をしたい!と、思っても
・コスト面が心配
・設置までに時間がかかる、すぐに欲しい
・どこに頼めばいいの?
上記のようなハードルがあり、一歩踏み出せないのが現状です。
過去、プリントスに点字をご依頼くださったお客様の中にも、同様の理由で点字表示を諦めてしまうケースが多くありました。
そんなお客様のお困りごとを解決し、点字があふれる世の中にしたい!という想いから生まれたのが「おまかせ点字シール」です。
おまかせ点字シール エレベーター編
「おまかせ点字シール」は、インクをUV照射で固めた点字シールです。
点字は点の大きさなどがJIS規格で決まっており、基本的にどこで作っても同じサイズになります。
また、「開け」「閉め」「1」「2」など、エレベーターのボタン表示は同じであることが多いです。
それなら、あらかじめ点字を用意しておけば、点字を表示する時のお困りごとを解決できるのではないかと、作られたのが「おまかせ点字シール」です。
エレベーターに必要な点字を、1つのシートにまとめることで
・簡単に点字の表示ができる
・シールなので大掛かりな工事がいらない
・メールでのやり取り、打ち合わせがいらない
・楽天、自社ECサイトですぐに購入できる(土日祝を除く2~3日以内に発送予定)
コスト面、時間がかかる、頼むところがわからない、というお困りごとを解決いたします!
「おまかせ点字シール エレベーター編」は、楽天でお買い求めいただけます。
他にも、トイレ編、家電製品編など、全11種を販売中です♪
こんな方にオススメ
・不動産を所持している大家さん
・リフォーム会社、建築会社、設計会社、工務店
・ホテル、旅館
・病院、美術館、博物館などの公共施設
・エレベーター点検会社
シールの特長
通常のシールだと、シール本体を上下逆に貼ってし待っているというケースも少なくありません。
「おまかせ点字シール」は、左端を斜めにカットしているので、貼る方向が上下逆になってしまう
というミスを防ぐことができます。
内容
「開け」「閉め」などのよく使う言葉に加え、車や開閉マークのピクトシールもセットになっています。
1.開け 、2.閉め、3.ひらく、4.とじる、5.非常、6.上、7.下、8.フロント、9.1、10.2、11.3、12.4、13.5、
14.6、15.7、16.8、17.9、18.10、19.B1、20.B2、21.B3、22.屋上、23.よびだし、24.駐車場×2、25.あがる、
26.さがる、27.開延長、28.非常電話、29.閉じる(ピクト)、30.開く(ピクト)、31.駐車場(ピクト)×2
点字印刷の技術
「おまかせ点字シール」は、プリントスが創業以来培ってきた、駅券売機に点字を施してきた印刷の技術を用いて、作成されています。
公共の場で使われる製品に点字を施してきた技術だからこそ、安心していただける製品作りが可能となっています。
点字印刷について、より詳しくご紹介しているページを新しく作りました!
「オーダーメイド点字」「カラー点字」「点字メニュー」についても、ご紹介しています。
プリントスの点字印刷
「障害者差別解消法」って知っていますか?
漢字ばかりで、少し難しいイメージを受けるかもしれません…。
「障害者差別解消法」とは、全ての国民が障害の有無によって分け隔てられることなく、お互いに人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として2013年6月に制定されました。
2021年5月には障害者への「合理的配慮」の提供を、民間事業者にも義務付ける改正法が成立しました。
改正のポイントは、これまで民間の事業者の「努力義務」とされていた合理的配慮の提供が、2024年4月1日に国や地方公共団体などと同様に「義務」(法的義務)とされる点です。
「合理的配慮」とは?
障害者から意思の表明があった場合に、障害のある人が障害のない人と同じように行動したり、サービスの提供を受けたりすることができるよう、周りの人が過度の負担にならない範囲で、それぞれの違いに応じた対応をすることをいいます。
例えば…
・段差がある場合に、スロープなどを使って補助する
・点字や手話、筆談などのコミュニケーション手段を確保する
・商業施設において視覚障害者から案内の申し出があった場合、目的地までの案内をする
など、障害の有無に関係なく、全国民が共生する社会が求められています。
まとめ
私達が少し工夫することで「障害がある人もない人も、お互いを尊重しあいながら共生していく社会」を
作り出していけるのではないかと感じています。
プリントスは「障害の有無に関係なく、みんなが安心して暮らせる社会づくり」に、印刷を通して貢献いたします。
おまかせ点字シールにない点字をご希望の方は、オーダーメイド点字の作成も承っております。
オーダーメイド点字については、点字印刷ページにてご紹介しています。
お問合せまでお気軽にご連絡ください!