銘板とは?

銘板とは?

銘板とは、機械や設備、建築物などに取り付けられる、名前や仕様、製造者などの情報を表示するための板(プレート)のことです。銘板は、一般的に「めいばん」と読みます。

製品につけられた「名札」のようなものと考えるとわかりやすいかもしれません。
例えば、危険な場所に取り付けられる注意喚起銘板は、事故やトラブルを未然に防ぐ、安全確保のための重要な役割を担っています。

銘板は、単なる情報を表示する板ではなく、製品の顔とも言える存在です。企業のイメージを表現したり、製品の信頼性を高めたりする役割も担っています。
また、デザイン性を重視したオシャレな銘板もあります。

この記事では、私たちの生活や産業において、欠かせない存在である銘板について、種類、用途、製作方法など、詳しく解説していきます。

銘板に使用される素材

銘板は、使用場所や目的に合わせて様々な種類と素材が使用されています

【種類】
金属銘板
耐久性に優れ、屋外や過酷な環境でも使用できます。
ステンレス、アルミ、真鍮などが素材としてよく用いられます。

樹脂銘板
硝子に匹敵する透明度を持ち、軽量で加工しやすいため、デザインの自由度が高いのが特徴です。
また、紫外線による劣化が少ないため、看板などにも使われています。
アクリル、ポリカーボネートなどのプラスチック素材が用いられます。

シール銘板
粘着性があり、手軽に貼り付けることができ、ねじ止めなどの手間がかかりません。曲面や凹凸面にも貼りつけることができます。
主に屋内での使用に適しています。


【素材】
ステンレス
錆びにくく丈夫で、高級感があります。屋外や厳しい環境でも使えます。
高級感があり、様々な加工方法に対応できるのも魅力です。

アルミニウム
軽くて加工しやすく、値段も安価です。
耐食性も比較的よく、屋内外問わず使えます。

真鍮
きれいな金色で、高級感や重厚感を演出したい場合におすすめです。
耐食性や加工性にも優れていますが、ステンレスやアルミニウムに比べると高価です。


銅は変色しやすい性質があるため、経年変化による独特の風合いを楽しむことができます。

アクリル(PMMA)

透明で美しく、軽いのが特徴です。
色々な形に加工できるので、屋内の装飾に使用するのに向いています。

ポリカーボネート(PC)
とても丈夫で、衝撃や熱に強いです。
同じ厚みのガラスの約200倍、アクリルの約30倍の耐衝撃性があり、耐熱温度も120℃と高く、紫外線にも強いため、屋外でも安心して使えます。

塩化ビニル(PVC)
柔軟性があるため、曲面にも取り付けやすく、安価で加工しやすいのが特徴です。
電気絶縁性にも優れています。

木材

温かみがあり、自然な風合いが魅力です。
職人が手作りしたものは、世界に一つだけの特別な銘板になります。

耐久性が高く、屋外での使用に向いており、重厚感を演出できます。
加工に時間がかかるため、コストが高くなる傾向があります。

使い込むほどに味わいが深まり、温かみのある印象を与えることができます。
ただし、水に弱いため、屋外や水場での使用には注意が必要です。

銘板の種類

銘板は、用途に合わせて、様々な種類があり、それぞれ重要な役割を担っています。
では一体、どんなところに活用されているのでしょう?
その具体的例を、使用場所や用途と併せてご紹介していきます。


機械銘板
工作機械や建設機械などに、取り付けられる銘板です。
機械の名称、型式、製造番号、製造年月日、仕様、注意事項などを表示します。

設置場所:機械本体、操作盤、制御盤など
用途  :機械の識別や管理、操作方法や注意事項の表示による安全確保

注意喚起銘板
危険な場所や注意が必要な場所に設置されます。
人々に危険を知らせ、事故や怪我を未然に防ぐことを目的としています。

設置場所:建設現場、工場、道路、公共施設など
用途  :安全確保や事故防止

パネル銘板(工業銘板)
機械の操作盤や制御盤などに、使用されています。
スイッチやボタンの機能など、操作者が簡単に情報を読み取れるよう表示します。

設置場所:産業機械、医療機器、家電製品など
用途  :操作方法の表示、安全確保、操作性の向上、情報伝達力向上

パネル銘板(工業銘板)について、さらに詳しく知りたい方はこちらの関連情報をご覧ください。

工業銘板について

案内板
人々を目的地へ誘導したり、必要な情報を提供したりするための銘板です。
視認性の高さとわかりやすさが重要になります。

設置場所:道路、公園、観光地、建物内、施設内など
用途  :観光案内図、公園の施設案内、フロア案内、部屋番号表示、施設案内、避難経路図

銘板の製作方法

銘板の製作方法は、素材やデザインなどによって異なりますが、主な製作方法は、以下のようなものがあります。

彫刻・刻印
素材を削って文字や図形を刻む方法です。機械彫刻と手彫り彫刻の2種類があります。

機械彫刻 :レーザー加工機などを使用して、様々な素材に正確かつ効率的に彫刻する方法。大量生産向きです。
手彫り彫刻:職人が手作業で一つ一つ丁寧に刻印します。一点物の銘板や、特別な記念品などに最適です。

スクリーン印刷
メッシュ状の版を使って、インクを刷る印刷方法です。耐久性が高く、屋外使用にも適しています。

★POINT★
プリントスでは、インクに埃が入らないよう印刷室に加湿装置を設置し、湿度管理を行っています。
なぜ湿度管理を行っているかというと、湿度があると埃が下に落ちるからです。

湿度は100%の方がホコリが下に落ちやすくなりますが、インクが乾きにくくなるなどの問題も発生します。
そのため、プリントスでは埃が舞うのを抑え、インクの乾きに支障がない湿度65%に設定しています。

スクリーン印刷室の加湿装置

インクジェット印刷
UVライトを照射すると固まるインクを使い、印刷する方法です。
硬化速度が速く、耐擦過性、耐候性に優れており、少量多品種の製作に適しています。

★POINT★
プリントスでは、厚みのある平板などの印刷に特化している「フラットベットタイプ」を使用しています。
最大1400×700mmサイズまで、印刷できます。

エッチング
エッチングとは、薬品を使って金属の表面を溶かし、文字や模様を刻み込む技術のことです。
繊細な表現が可能で、高級感があります。腐食作用を利用するため「食刻」とも呼ばれています。

銘板の課題点

様々な場所で使われている銘板は、以下のようなポイントに気を付けると、より銘板を活用することができます。

課題1】耐久性・耐候性
屋外で使用する銘板は、日光や雨風にさらされ、色褪せ、変形、ひび割れ、剥がれなどが発生する可能性があります。
また、工場では高温多湿や薬品に触れるため、素材の腐食、劣化、破損などが起こりやすくなります。
解決策
・耐候性、耐薬品性、耐熱性に優れた素材(ステンレス、アルミ、エンジニアリングプラスチックなど)を使用する。
・表面にUVカット処理、コーティングなどを施す。
・耐久性の高い印刷方法(シルクスクリーン印刷、UV印刷など)を採用する。

課題2】視認性
文字が小さすぎる、読みにくいフォントを使用する、背景色と文字色のコントラストが低いなどがある場合は、暗い場所や光の反射で文字が見えにくいなど、情報伝達という銘板の役割を十分に果たせないことがあります。
解決策
・適切なサイズ・フォント・色を選ぶ。
・反射防止処理を施した素材を使用する。
・バックライトや照明を設置する。
・蛍光色や蓄光塗料を使用する。

課題3】デザイン性
製品やブランドイメージと調和したデザインが求められます。
必要な情報をわかりやすく、見やすく配置する必要があります。
解決策
・デザインコンセプトを理解し、調和のとれたデザインを心がける。
・企業ロゴやブランドカラーを効果的に取り入れる。
・グラフィックデザインの専門家に依頼する。

課題4】コスト(材料費・製作費)
素材、加工方法、デザイン、ロット数によっては、製作費が高くなる場合があります。
解決策
・用途に合わせて、適切な素材や加工方法を選択する。
・標準品を活用する。
・大量生産によるコスト削減を図る。

その他、銘板の製作でわからないことがあれば、プリントス株式会社へお気軽にご相談ください。

銘板の取り付け方

銘板の貼り付け方は、銘板の重さ、設置面、設置環境(屋内か屋外か)等によって、おすすめの方法が異なります。
下記に、それぞれの設置方法のメリット、デメリットをまとめました。

1.接着剤
平らな面に貼り付ける場合、手軽で簡単な方法ですが、強力な接着剤を使う必要があります。
ただし、接着剤の種類によっては、銘板や下地を傷めることがあります。また、はがれにくいようにしっかりと圧着する必要があります。

2.ネジ・ビス
下地に穴を開ける必要がありますが、しっかりと固定できるため、はがれたり落ちたりする可能性が低いです。設置面に、厚みや強度が求められます。

3.両面テープ
軽量な銘板を取り付けたり、仮止めする際におすすめです。穴を開ける必要がなく、手軽に取り付けられます。
強力な両面テープを使用する必要があります。また、経年劣化により剥がれる可能性があります。

4.その他
マグネット、吸盤、チェーンなど

ISO19001と品質管理

ISO9001とは、いったいなんでしょう?
ISO9001は、国際標準化機構(ISO)が定めた、品質マネジメントシステムの国際規格です。
組織が顧客の要求事項を満たした製品やサービスを提供するための仕組みを構築し、継続的に改善していくことを目的としています。

プリントス株式会社では、ISO9001を取得、更新することで、お客様に安心と信頼を持っていただける体制を整え続けています。

具体的には、以下の点になります。

徹底した品質管理
ISO9001は、製品の設計、開発から製造、検査、そして顧客への納品まで、全ての工程において厳格な品質管理体制を確立することを求めています。
プリントスでは、この規格に基づき、各工程における品質基準を設定し、徹底した管理、チェック体制を構築しています。
これにより、お客様に常に安定した高品質な銘板を、お届けし続けています。

・継続的な改善
ISO9001は、品質管理システムの継続的な改善を求めています。
プリントスでは、定期的に品質管理システムを見直し、改善点を洗い出すことで、常にお客様に最高の品質を提供できる体制を維持しています。


信頼性の向上
ISO9001は、国際的に信頼されている規格です。
この認証を取得していることは、当社の品質管理体制が世界基準に達していることの証明となります。

銘板に関するご質問

プリントス株式会社は、様々な印刷技術と加工技術を駆使して、高品質な銘板製作を行っています。
ここでは、お客様から寄せられた質問とその回答をまとめました。

Q.どんな種類の銘板を作れますか?
プリントスでは、樹脂銘板、シール銘板などを製作できます。
素材も、アクリル、ポリカーボネート、塩ビなど、多様な素材を取り扱っております。
Q.特殊な素材の銘板も製作できますか?
はい、可能です。
革などの特殊な素材の銘板も製作できます。お気軽にご相談ください。
Q.デザインデータの入稿方法は?
IllustratorやPhotoshopなどのデータ形式で入稿してください。
「.jpg」「.gif」「.bmp」「.png」「.pdf」「.ai」「.eps」「.zip」「.lzh」形式データでも、ご入稿いただけます。
また、手書きの原稿やイメージ図などでも、当社でデータ作成を代行できます。
Q.印刷方法はどんなものがありますか?
スクリーン印刷、インクジェット印刷、パッド印刷、レーザー彫刻など、様々な印刷方法に対応しています。
デザインや素材に合わせて、最適な印刷方法をご提案いたします。
Q.加工方法はどんなものがありますか?
NC加工、レーザー加工、トムソン加工、プロッターカッター加工などの加工方法に対応しています。
印刷同様、最適な加工方法をご提案いたします。
Q.色やフォントは自由に選べますか?
はい、自由に選べます。
DICやPANTONEなどのカラーチップをご指定いただければ、色合わせも可能です。
フォントも、自由にご指定いただけます。
Q.納期はどのくらいかかりますか?
納期は、約2週間いただいております。
お急ぎの場合は、お問合せにてご相談ください。
※銘板の種類やサイズ、加工方法、数量などによって異なる場合がございます。
Q.価格はどのくらいですか?
価格は、銘板の種類やサイズ、素材、加工方法、数量などによって異なります。
お見積りをご依頼いただければ、詳細な価格をご提示いたします。
Q.小ロットでも注文できますか?
はい、1個からご注文いただけます。
お気軽にご相談ください。
Q.問い合わせ方法を教えてください。
電話、メール、FAX、お問い合わせフォームなど、様々な方法で受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。


お問合せは、電話メールお問い合わせフォームFAXなど、様々な方法で受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。

メール :office@printos.co.jp
電話  :0586-52-5077
FAX  :0586-52-5088
営業日 :月~金曜 8:30~17:30(土日祝を除く)

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銘板の読み方とは?

銘板ってなに?

「銘板」とは、建物や機械などに取り付けられたプレートやパネルのことです。
銘板は、製造者や製造年、製品名、仕様など、さまざまな重要な情報が記載されています。
また、人目をひきつけるような、アイキャッチ的な役割もあります。

銘板の読み方

正しい読み方は「めいばん」といいます。

銘板の「銘」は、「名を刻む」という意味の漢字で、「板」は平たく固い物を指す言葉です。
つまり、「銘板」は「名前などの情報が刻まれた板」という意味になります。

また、銘板は「名板」と書く場合も存在します。
銘板は、金属やプラスチックなどを素材とし、製品名や型番、製造年月日、製造者などの重要な情報を表示した板状のものです。

名板は、銘板よりも広い範囲を指し、材質や表示方法は特に限定されていません。
人や物、場所の名前を表示するためのプレートなども含まれます。

銘板に表示される例文とは?

例1 産業機械の場合

会 社 名 :〇〇製作株式会社
型  式:ABCD-1234
電  圧:3Φ200/210V
電気容量:5KW
製造年月:2025年2月
製造番号:2025-0002

例2 建物の場合

建築物名:〇〇ビル
竣  工:2025年3月
施  工:株式会社△△建築会社
設  計:□□建築設計事務所

例3 操作パネルの場合

ボタンの機能
操作手順
電源のON/OFF
動作モード(例:コピー、印刷)
接続状態(例:Wi-Fi、USB)
など

これらの例に加え、銘板には次のような情報が表示されていることもあります。

・会社ロゴや製品ロゴ
・製品名
・企画や認証情報
・注意書きや警告表示

銘板と同じ意味を持つキーワード

銘板と同じ意味を持つキーワードには、以下のようなものがあります。

1.名板
「銘板の読み方」でご紹介したように、同じ意味でもっとも使われる言葉です。
「銘板」と「名板」は、厳密にいうと使われる対象が違いますが、ほとんど同じ意味として扱われる場合もあります。

2.プレート
ネームプレートやナンバープレートなど、様々な用途で使われる言葉です。
表札や卓上ネームプレートなど、個人名を表示する際に使われることが多いです。
「銘板」は、JIS規格で定義されているように、製品名や型番、製造年月日などを表示する耐久性の高い板を指します。一方、「プレート」は、材質や用途が限定されず、より広い範囲を指します。

3.標識板
機械や設備などに設置されている、注意喚起や警告などを表示する板状のものです。
安全に関する情報を表示することに、特化しています。

4.パネル
広い意味では、銘板のように平らな板状のもののことをいいます。
操作パネルや表示パネルなど、電子機器に使われているものを指す場合も多いです。

まとめ

この記事では、銘板の読み方から、基礎知識について解説してきました。
名板やプレートなど、似た言葉との違いを理解することで、銘板への理解がより深まります。

銘板は、私たちの身の回りにある様々な製品や建物に存在し、重要な情報を提供してくれています。 次に銘板を見かけたときは、ぜひこの記事で得た知識を思い出してみてください。

銘板を通して、製品や建物の背景にある情報に触れることで、新たな発見があるかもしれません。

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電気機器操作パネル
シール銘板

銘板シールやラベルの基本知識

銘板シールや銘板ラベルの特徴

銘板シールとは、製品や機械の情報を表示するシールのことです。
銘板ラベルとも呼ばれています。
金属製の銘板に比べ、軽量で手軽に貼り付けられるため、さまざまな場面で活用されています。

こんなお困りごとありませんか?

銘板シールや銘板ラベルは便利な反面、以下のようなお困りごとを抱える方もいらっしゃいます。

  • 種類が多くて選べない
  • 用途に合った材質が分からない
  • デザインをどうすればいいか分からない
  • 業者に頼むのが不安


この記事では、そんな不安点を解決できるよう、銘板シールや銘板ラベルの基本知識から業者の選び方、導入事例などを、詳しく解説していきます。

手間やコストを削減できる?銘板シールと銘板ラベルのメリット

銘板シールや銘板ラベルには、主に以下のようなメリットがあります。

コスト削減
金属製の銘板と比べて、製造コストを大幅に削減できます。
特に、少量多品種の製品はコストパフォーマンスに優れており、取り付け作業の手間も省けるため、人件費や作業時間を削減できます。

手軽さ
粘着剤付きなので、簡単に貼り付けることができます。また、貼り付けるだけなので、オフィスや工場での仕様変更にも迅速対応できます。

銘板シールや銘板ラベルの選び方

以下の点に注意すると、よりよい銘板シールや銘板ラベルを製作することができます。

素材
銘板シールやラベルの素材は、使用場所や用途に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。
屋外や高温環境では、耐久性、耐候性、耐水性、耐熱性に優れた素材を、凹凸面には追従性の高い素材を選びましょう。また、薬品を使用する場所では、耐薬品性に優れた素材を選ぶ必要があります。

サイズ
銘板シールやラベルの大きさが大きすぎると、邪魔になったり、はがれやすくなったりする可能性があります。逆に小さすぎると、情報が見えにくくなる可能性があります。
最適なサイズを選ぶことで、はがれにくく情報も見やすいシール銘板を作ることができます。

デザイン
文字の大きさ、色、配置などを工夫し、製品やブランドイメージに合ったデザインを心掛けましょう。

粘着剤
貼る場所や目的に合ったものを選ぶことで、目的に合った銘板シールを作ることができます。
下記に粘着剤の種類と特性を、一覧にしてまとめました。

強粘着
粘着力がとても強いタイプ。一度貼り付けるとはがれにくく、長期間での使用に適しています。
【例】製品の銘板シール、注意喚起ラベル

再剥離
一度貼り付けても、後からきれいにはがせるため、貼り付け位置を変更したり、一時的に貼り付けたい場合に適しています。
【例】POP広告、キャンペーン告知シール

弱粘着
粘着力が弱いため、簡単にはがせるのが特徴です。主に屋内での使用や、頻繁な貼り替えが必要な場合、貼り付けたものを傷つけたくない場合に適しています。
【例】商品の値札シール、一時的な仮止めシール

プリントスの銘板シールや銘板ラベルで使用している基材

  • リタック材料
    貼ったり剥がしたりできる再剥離性を持つ材料のことです。一時的な表示や貼り直しが必要な場合に使用されます。
  • フィルム材料
    薄くて柔軟性のある素材です。また、透明性や光沢があり、デザイン性を高めることができます。
  • 白コート
    素材の表面に白色の塗料やインクなどが、塗布、印刷された素材です。
  • 銀シール
    PET素材(ポリエチレン)の表面に、銀色のアルミ蒸着を施したシールです。光沢を抑えた消し銀という種類もあります。耐熱性、耐水性に優れており、屋外や水場で使用するシールに多く利用されます。

現場に貼り付ける際の注意点

作業現場や製品に銘板シールや銘板ラベルを貼りつける際は、以下の点に注意しましょう。

貼り付け面をきれいにする
汚れやホコリ、油分などがあると、粘着力が低下する可能性があります。

気泡が入らないようにする
気泡が入ってしまうと、見栄えが悪くなるだけでなく、はがれやすくなる可能性も高まります。

均等に圧着する
均等に圧着することで、はがれを未然に防ぐことができます。

業者の選び方

銘板シールや銘板ラベルを製作する業者は、以下のポイントを参考に選びましょう。

実績
豊富な実績と経験を持つ業者を選びましょう。過去の製作事例や顧客の評価などを確認するとよいでしょう。

技術力
提案力やデザイン力、印刷技術など、高い技術力を持つ業者を選びましょう。サンプルや試作品の作成を依頼するのも良いでしょう。

対応力
問い合わせへの対応や納期管理、アフターフォローなど、丁寧で迅速な対応をしてくれる業者を選びましょう。

プリントスの銘板シールが選ばれる理由

プリントスは創業以来、工業銘板の製作に携わってきました。
数ある業者の中から、プリントスの銘板シールや銘板ラベルが選ばれるのには以下のような理由があります。

高品質へのこだわり
素材へのこだわり
用途や使用環境に合わせて、最適な素材を選定します。
■印刷技術
高精細な印刷技術により、文字やデザインを鮮明に再現。
また、点字印刷や抗菌印刷などの特殊印刷技術を用いることで、付加価値を与えた銘板シールや銘板ラベルを実現します。
■加工技術
カッティングプロッター加工やトムソン加工により、様々な形状やサイズの銘板シール、銘板ラベルを製作可能です。

提案力と対応力
■専門知識
長年のメーカー企業様との取引で培った経験と専門知識を活かし、お客様に最適な素材やデザイン、製作方法をご提案いたします。
柔軟な対応
デザインデータの作成、製版、印刷、加工、仕上まで、すべて社内一貫生産で行う体制を整えているため、急な納期や仕様変更などにも迅速かつ柔軟に対応いたします。
■納期
ご注文から出荷までにかかる日数は、約2週間をいただいておりますが、内容や数量によって異なります。
お急ぎの場合は、お気軽にご相談ください。
小ロットOK
1枚からご注文いただけます。
試作開発品の小ロットのご注文はもちろん、大量ロットのご注文も承ります。

実績と信頼
■豊富な実績
長年にわたり公共事業、医療福祉、工作機械、検査装置、通信機器など様々な分野の企業様とお取引させていただいた中で培われた豊富な経験とノウハウは、プリントスの強みのひとつです。
■信頼性
高品質な製品と丁寧な対応により、お客様からの信頼を得ています。お客様に安心してご利用いただけるよう、常に品質管理を徹底しています。
また、ISO14001やISO9001など、第三者機関からの承認を得ることで、お客様に安心していただけるサポート体制を整え続けています。

プリントスは、高品質・提案力・対応力・実績の4つの強みを活かし、お客様に最高の銘板シールと銘板ラベルをお届けします。

商品一覧

プリントスでよく製作している製品を、ご紹介いたします。

社名ロゴシール・製品ラベル
製品に貼りつけることで、会社イメージを向上させます。

製品の識別・管理ラベル
工業機械のシリアルナンバーや型番などを記載し、製品の識別や管理を簡単にします。

注意ラベル・警告ラベル
意事項や警告表示を記載した銘板シールやラベルを使い、事故の防止に役立てています。

まとめ

この記事では、銘板シールや銘板ラベルの選び方、素材、業者の選び方、導入事例などを解説しました。
銘板シールやラベルは、製品の情報を表示するだけでなく、コスト削減やブランドイメージ向上にも貢献します。

プリントスは、お客様のニーズに合わせた高品質な銘板シールと銘板ラベルをご提供いたします。
ご相談やお見積り、ご注文などは、お問合せフォームからお気軽にご連絡ください!

企業情報

社名  :プリントス株式会社
所在地 :〒491-0124 愛知県一宮市佐千原垣崎61
事業内容:電気機器、工業部品に使われる各種銘板の製造

メール :office@printos.co.jp
電話  :0586-52-5077
営業日 :月~金曜 8:30~17:30(土日祝を除く)

更に詳しい会社概要はこちらのページをご覧ください。

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工業製品シール
点字パネル
点字シール
カッティングプロッター加工
トムソン加工

アクリル銘板とは?5つのメリットと選ぶべき理由


こんなお悩みありませんか?

「機械の表示板が劣化して困っている」
「制御盤のスイッチ表示が分かりにくい」


そのお悩み、アクリル銘板が解決します!
この記事では、アクリル素材で銘板を作るメリットや活用シーンなどを徹底解説しています。

アクリル銘板とは?

アクリル銘板とは、アクリル樹脂で作られた表示板のことです。
看板や機械の操作盤、施設の案内板に使用され、「情報を伝える」「ブランドイメージを表現する」などの役割を果たしています。

ガラスのような透明性とプラスチックの軽さを併せ持ち、カット加工や印刷しやすいのが特徴です。

ガラスや金属と違う!アクリル銘板のメリット

軽量で施工が簡単
アクリル銘板は軽量であるため、取り付けが容易で、取り付ける対象物への負担も軽減できます。
また、壁面への取り付けや搬送時の負担が軽減され、工事コスト削減に繋がります。
近年では、両面テープで簡単に取り付けられるシールタイプの銘板も登場し、利便性がさらに向上しています。

コストパフォーマンスが高い
ステンレスや真鍮板と比べて材料費が抑えられ、小ロット製作にも最適です。

優れた耐候性
半屋外で使用しても変色しにくい特性があります。
特にポリカーボネートよりも黄ばみにくいため、長期間透明度を保ちたい用途に適しています。ただし、屋外で使用する際は注意が必要です。
金属や木材のように、錆びたり腐食したりする心配がないため、安心してご利用いただけます。

自由なデザインと加工
NC加工機やレーザー加工機で、自由にカットできます。特にレーザー加工を行うと、微細で複雑な形状を加工することが可能になります。
また、フルカラー印刷もきれいに表現できるため、オリジナル性の高い銘板を製作することができます。

比較的安全な素材
割れても鋭利な破片が飛び散りにくいため、学校や商業施設など人通りが多い場所にも採用されています。

他の素材との比較

アクリルをポリカーボネートやガラス、鉄などの他の素材との違いを、表にまとめました。

素材アクリル(PMMA)ポリカーボネート(PC)ガラス
重量軽い軽い重い重い
耐衝撃やや強い非常に強い弱い(割れる)強い
耐熱性80~90℃程度120℃程度高温に強い1500℃前後
コスト安~高

プラスチック銘板の素材として、主にアクリル、ポリカーボネートなどが使われます。
それぞれの素材が持つ特性を活かすことで、用途に合わせた銘板を作ることが可能です。

透明度が高く美しい光沢を持つアクリルは、屋内サイデイングやディスプレイ、ネームプレートなどに最適です。
耐衝撃性に優れたポリカーボネートは、屋外での使用や、衝撃を受ける可能性のある場所での使用に適しています。

こんなシーンで活躍!アクリル銘板の事例

工場

機械の操作シート:ボタンの説明など
安全標識:「立入禁止」「高電圧」などの警告表示

【製品例】
操作シート


オフィス

受付サイン:フロア案内や企業ロゴの掲示
ドアプレート:会議室名の表示など

公共施設

券売機:駅券売機の料金表示
改札機:ICカードタッチ部分

【製品例】
操作パネル

アクリルへ印刷する方法

アクリルに印刷する方法は、主に次の2つがあります。

スクリーン印刷

網目状の版を使ってインクを押し出し、文字や図柄などを印刷する加工方法のことです。
古くから用いられる伝統的な技術ですが、アクリル銘板においてもその特性が活かされています。

鮮やかな発色
濃度の高いインクを使用するため、鮮やかで力強い発色が得られます。
高い耐久性
厚いインク層は、耐候性や耐摩擦性に優れ、半屋外での使用にも適しています。
ベタ塗が得意
広い面積を1色で塗る、ベタ塗が得意です。

スクリーン印刷について、さらに詳しく知りたい方は下記URLをご覧ください。
スクリーン印刷

インクジェット印刷

インクジェット印刷機は、微細なインクの滴をスプレーして印刷する方法です。
特に「UVインクジェット印刷」は、アクリル銘板の印刷方法として広く活用されています。

高精細な印刷
フルカラー印刷が可能。写真やグラデーションなどの複雑なデザインも、高精細に再現できます。
短納期、小ロット生産
印刷版を製作する必要がないため、短納期や小ロットの印刷にも適しています。
多品種の印刷が得意
データがあれば自由に印刷可能なため、多品種小ロットに向いています。

インクジェット印刷について、さらに詳しく知りたい方は下記URLをご覧ください。
インクジェット印刷

アクリルの加工方法

NC加工

NC加工とは、「Numerical Control(数値制御)」の略で、コンピューター制御によって工作機械を動かし、アクリルを加工する方法です。
コンピューターに設計図や加工手順を数値データとして入力し、そのデータに基づいて機械が自動で加工してくれます。複雑かつ高精密な加工を効率よく行えるため、精度の高い製品を大量生産することができます。

NC加工について、さらに詳しく知りたい方は下記URLをご覧ください。
NC加工(樹脂切削加工)

レーザー加工

レーザー光を利用して、材料を加工する技術です。
レーザー光は非常に細く集光できるため、微細な加工や複雑な形状の加工を得意とします。素材に直接触れない「非接触加工」ができるため、素材の変形やひび割れといったダメージを最小限に抑え、高品質な仕上がりを実現します。
コンピューター制御により、切断や彫刻が可能なため、デザインの変更や修正も、比較的簡単に行えます。

レーザー加工について、さらに詳しく知りたい方は下記URLをご覧ください。
レーザー加工

失敗しない!アクリル銘板製作のポイント

アクリル銘板は軽量で様々な場所で活用されていますが

「知識不足で思った仕上がりにならなかった」
「耐久性が足りず割れてしまった」


といった失敗が発生することもあります。
そこで、専門メーカーのプリントスが、高品質な銘板を製作するためのチェックポイントを一覧にまとめました。

1. 厚み選び|環境で変わる最適な厚み
・屋内用(社内サイン、機器表示板)
 →シートやフィルムの裏面に印刷する方法がおすすめです。
・半屋外用(機械の表示パネル、案内板)
 → 1mm~4mm
 今まで厚み4mmのアクリルを使っていたが、2~3mmに抑えてコストダウンを図るという方法もあります。

2. アクリルの素材|美観と機能性の両立
マット仕上げ
 反射防止で視認性をUP、中身を見せなくするすりガラスのような効果も期待できます。
光沢仕上げ
 光沢があるため、見た目が美しく、高級感があります。
カラーアクリル
 鮮やかなカラーアクリルは、デザインのアクセントになったり、より人目を引きつけることが期待できます。

3. 印刷方法|褪せないデザインを実現

プリントスはスクリーン印刷、インクジェット印刷ともに曝露テストを行い、インクの耐候性を試験しています。

方式特徴失敗リスク回避法
スクリーン印刷単色が得意複雑なデザインやグラデーションは向いていない
インクジェット印刷写真のような繊細な
印刷ができる
単色のベタ塗は
あまり向いていない

4. 取り付け方法|強度と安全性の確保
マグネット式
 一時的な展示会向け
両面テープ
 軽量板向け、壁面を傷つけたくない時
ビス留め 
 厚みがあったり、振動のある工場機器向け

5. 業者選び|3つのチェックリスト
1.対応実績
 自社と似た業種の事例があるか
2.技術とノウハウ
 技術力があり、希望に柔軟に対応できるか
3.納期
 依頼してからどのくらいで製作可能か

どこに頼んだらいいの?

ここまで、アクリル銘板を製作する上で大切なポイント等を解説してきました。
でも『自分で仕様を決めるのは難しい…』と感じる方もいらっしゃると思います。
もしアクリル銘板づくりに少しでも不安を感じたら、ぜひ一度プリントスにご相談ください。

プリントスでは、こんな特長でお客様の想いを形にするお手伝いをさせていただきます!

お気軽にご相談ください!
どんな厚さや印刷方法が良いか、どんな加工ができるかなど、プロがお客様のご用途に合わせて丁寧にご提案します。
「どうしたら良いかわからない…」という不安も、私たちにお任せください!

納期2週間で納品
通常、約2週間でお客様のお手元に、商品を出荷いたします。
もしお急ぎの場合は、遠慮なくご相談ください。可能な限り対応させていただきます。

長年の経験と確かな技術
1977年の創業以来、培ってきた技術と知識で、お客様のご希望にぴったりの銘板をご提供いたします。
どんなことでも、安心してお話しください。

データ入稿方法

プリントスでは、お客様の大切なデータを入稿いただく方法として、以下の2つの方法をご用意しております。

1.お問い合わせフォームから
お問い合わせフォームに直接データを貼って、ご祖畏怖ください。ファイルサイズは8MBまで送信できます。
添付可能なファイルは下記となります。

.jpg

.gif

.bmp

.png

.pdf

.ai

.eps

.zip

.lzh

これ以外のファイルに関しては、「.zip」形式などで圧縮してご送信ください。

2.データ便で送る
8MB以上のデータは、データ便をご利用いただくと便利です。ダウンロードURLを、お問い合わせフォームに記

お問合せ先

プリントス株式会社
〒491-0124 愛知県一宮市佐千原垣崎61
TEL:0586-52-5077 FAX:0586-52-5088
Mail:office@printos.co.jp

営業時間:8:30~17:30(土日祝休み)

制御盤の「困った」を解決!アクリル製銘板を製作

制御盤とは?

制御盤(せいぎょばん)とは、工場などの様々な設備や機械を、電気的に制御や操作するための機器をまとめた箱型の装置のことです。

この記事では、制御盤における銘板の役割や種類、効果的な銘板の提案について詳しく解説します。

制御盤用銘板の役割と主な種類

制御盤で特に重要な役割を果たすのが「銘板」です。
制御盤の銘板は、操作に必要な情報を的確に伝え、作業者の誤操作を防ぐ大切な要素となっています。

銘板が不鮮明だったり不適切なデザインだと、作業効率が低下し、場合によっては事故を引き起こす原因ともなります。したがって、適切で分かりやすい銘板の取り付けは、安全な職場環境の維持とスムーズな業務運営の第一歩と言えます。

制御盤に取り付けられる銘板は、操作に必要な情報を正確に伝えるために設計されています。
例えば次のような種類があります

  • 短冊銘板:個々のボタンやスイッチに用いられ、基本的な操作を示します。
  • ダルマ銘板(メガネ銘板):複数の操作をまとめて表示し、視認性を高めるために利用されます。

これらの銘板は基本的な機能を示すものですが、必ずしも最高の操作性や安全性を提供するわけではありません。

短冊銘板
ダルマ銘板(メガネ銘板)

制御盤のお悩み解決します

プリントスでは、上記のような小型銘板の製作は行っておりませんが、お客様の機械や制御盤の操作性を最大限に引き出すオリジナルデザインの銘板と操作パネルの製作を得意としています。

「操作性を向上させたい」
「デザイン性を上げたい」
「操作ミスを防ぎたい」

そういった悩みも、プリントスが解決します!

プリントスのオーダーメイド銘板

私たちが得意とするのは、お客様の制御盤の形状やレイアウトに合わせたアクリル銘板や操作パネルの製作です。1個から製作できるため、試作開発の際に活用いただくことも多いです。

また、大型のパネルを提供することも可能です。
パネルのサイズは最大1300×700mmまで対応しており、操作に必要な情報を集約することで視認性も大幅に向上します。

デザインの幅を広げる印刷技術

プリントスでは、次の2つの印刷手法を用いることで、顧客の理想のデザインを具現化します。
単なる文字表示だけではなく、企業ロゴやピクトグラムなどのイラスト、点字なども自由に表現できます。

・UVインクジェット印刷
 グラデーションや写真など、繊細なデザインの印刷を得意とします。
 最大1400×700mmまで対応しています。

・スクリーン印刷
 耐候性と耐摩擦性に優れており、ベタ塗が得意です。
 最大970×1300mmまでのサイズに対応します。

銘板が解決する課題

 安全性の向上
  ボタン配置や操作手順を明確に表示することで、誤操作を減らし、安全性を向上させます。

 作業効率の向上
  直観的でわかりやすい表示をすることで、作業時間を短縮します。

 情報をひとつにまとめる
  複数のスイッチと表示をひとつの銘板に集約し、視認性を向上させます。

 企業イメージの向上
  オリジナル性の高い銘板を製作することで、企業のブランドイメージを向上させます。

まずはご相談ください!

制御盤の銘板は、作業の安全性と効率性、さらには企業の信頼性にも関わる重要な要素です。

「こんなデザインは可能?」
「価格はどのくらい?」

銘板に関する疑問がありましたら、まずはプリントスにご相談ください。
長年の経験と確かな技術で、お客様の期待を超える銘板をご提供いたします。

銘板製作に関するお問い合わせはこちら

プリントス株式会社
〒491-0124 愛知県一宮市佐千原垣崎61
TEL:0586-52-5077 FAX:0586-52-5088
Mail:office@printos.co.jp

営業時間:8:30~17:30(土日祝休み)